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御霊神社 (権五郎神社)

祭神は鎌倉権五郎景政。平安時代の創建。景政公は鎌倉・湘南地域を開拓した領主で、桓武天皇の末裔で鎌倉武士団を率いた、平氏一門のつわもの。土地の人には「権五郎さま」と呼ばれており、ここ御霊神社も「権五郎神社」の名で親しまれています。今の社殿は1913年に建てられたもので、その時に寄進した人達の名前が、まわりの石柱に刻まれています。神社と氏子の結びつきが強く、例祭には一戸ごとに一役を行なうという、珍しい伝統的な形が、今も守り続けてられています。境内には樹齢約400年、高さ20メートルのタブの木があり、社殿に向って右側に「景政の袂石」(38kg)「景政の手石玉」(68kg)があります。社殿の前には、景政が領内をまわる時に弓をたてかけて休んだという 「弓立ての松」があり、900年の年月を経て、中が腐って穴があいたようになっています。社殿の屋根の金色の「並び矢」は、祭神である景政の家紋が、社紋となっていると伝えられています。社殿の脇や、後ろの本殿には豊かな彫刻がほどこされていて、立派なつくりである事は、後ろにまわるとよくわかります。社殿の裏には、紫陽花の小道があり、各種の紫陽花を楽しめます。鳥居の前に江ノ電の踏み切りがあり、鳥居と江ノ電が走る景色は、鎌倉らしい写真スポットです。9月の例祭では、面掛行列や鎌倉神楽、海の日の御供流しなどの神事が行なわれます。特異な面を十人衆がつけ、古いいでたちで神輿とともに街のなかをねり歩く面掛行列は、神奈川県指定無形民俗文化財です。宝物庫には、江戸時代から使われてきた、面掛行列の仮面が保存されています。この仮面の中に「福禄寿」があるので、これにちなんで福禄寿をまつり、鎌倉・江ノ島七福神のひとつに数えられています。

住所 鎌倉市坂の下3-17
アクセス 江ノ電長谷駅より4分
連絡先 0467-22-3251
営業時間 自由(社務所6:00~18:00)
料金 無料

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