かまくら金魚ちょうちん
2012年1月26日
長谷の店軒にもちらほら飾られている紅白の金魚ちょうちん。
糸に吊るされた金魚は竹ヒゴと和紙でつくられており、
風が吹けばゆらゆらと揺れて可愛らしい。
この「かまくら金魚ちょうちん」は長谷にある矢沢商店という
金物屋さんの軒先で販売されています。
もとは山口県大島町にお住いの上領(かみりょう)さんという方が
作られていました。
朝日新聞昭和59年6月24日の日曜版を見たのが縁で、
こちら方面では矢沢商店のみ販売を許されたそう。
長い間夏の風物詩として店軒に飾り、皆様に大変喜ばれていたのですが、
製作者の上領さんが平成11年11月に亡くなられました。
後継者も無く、その後も金魚ちょうちんをほしいといわれる方が多く、
展示してあった金魚ちょうちんを元に、
不器用ながらもご主人が作ることになりました。
この「鎌倉金魚ちょうちん」のキャッチフレーズは
「何か良い事ありそうだ」ということ。
何か良い事ありそうだと念じながら
ひとつひとつ手作りでつくられる金魚ちょうちん。
お祝い事やお見舞い等に送ると大変喜ばれるそうです。
長谷の町がゆらゆら揺れる金魚で飾られるのも風情のある風景ですね。