長谷公会堂とお花見
2012年1月26日
約50年前に建てられたという、甘縄神明宮の敷地内に建つ≪長谷公会堂≫
老朽化と耐震不足のため、昨年10月から今年2月までの5ヶ月間、
改修工事が行われました。
その工事により建物の2階部分を撤去、平屋建てになると聞いていましたが、
実際には玄関上の2階部分は保存され、板の間が残りました。
板の間には畳も敷かれており、ちょっとした集まりに利用できそうなスペースが
出来ていました。
(上が改修前、下が改修後。向かって建物左上の様子が異なります)
建物の1階にはステージのあるホールがあり、
子供達の空手の稽古や様々な集会に利用していますが、
かつて、神明様のお祭りにはのど自慢大会等も行われていたとのことです。
今回の工事で取り外してしまった2階部分は大きな座敷で、
商店会でも会合やお花見の時によく利用していました。
2階の回廊から見渡す満開の桜が、庭の提灯の灯りに照らし出され、
とても綺麗だったことが今でも印象に残っています。
田舎のおばあちゃんの家にでも遊びに行ったときのような懐かしさを感じ、
趣のある日本家屋はとても気持ちが落ち着く場所でした。
(改修工事により撤去された2階の大座敷)
昨年は東日本大震災の影響で日本中が自粛ムードとなっており、
商店会で予定していたお花見の会も中止となってしまいましたが、
今年は改修工事も終わり、地域のお花見の予約で予定表が埋まっているようです。
長谷地域でお花見の場所は?と聞かれたら、長谷公会堂と答えるでしょう。
一般の方の利用は出来ませんが、甘縄神明宮の境内から綺麗に咲き誇る桜を
楽しむ事が出来ます。
満開の桜を眺めながら一休みするのも良いですね。
wood rose