由比ケ浜海岸
2013年1月26日
こんにちは!
駅前通りにあるmiddlesという雑貨屋のノブです。
今回は長谷から徒歩3分の海のことを紹介します・・・といっても海岸です。
駅から南にまっすぐ行くと、道は一度海の手前でつき当たり。
これが海に抜けてたらいいのに・・・なんて思うかもしれませんが、
これは昔からの津波経験を踏まえ、直接波が街に上がらないような配慮のもとに
こうなっています。
なので海に出るには迂回するのが長谷式。
細い素敵な、よく島にあるような路地を抜けるとそこは、
由比ヶ浜という長谷の海岸になります。
この海岸は滑川を挟んで西側に由比ヶ浜、東に材木座という海岸となっていて、
両方の海岸に漁師さんたちがたくさんの船を並べています。
これはいわゆる浜出しというやつで、最近のような漁港というスタイルではない
昔ながらの形。
これを海岸の景観を乱している!なんて言う人もいるみたいですが、
これこそ鎌倉の原風景ではないでしょうか。
鎌倉は昔から半農半漁のライフスタイル。しかもよくよく漁師さんたちの
小屋をみると、新しいものはあまり使わず、使えるリサイクル品を駆使して
出来ているのがよくわかります。
この理由は・・・「どうせ壊れてしまうから!」
何年かに一度は大きな台風や高潮で、浜の小屋は打撃を受けます。
船は陸に揚げたりできますが小屋は無理。なのでどこかの原発政策のように
大自然にチカラで対抗するのではなくて、「自然にはどうしたってかなわない」と
悟って、最初から壊れる前提でつくっているのです。
これぞ共存。しかもその昔は、夏は陸の家を東京からの避暑の人に貸して、
自分たちは浜の漁師小屋でひと夏過ごすなんてこともしてたそうです。
ぜひ長谷にいらしたら海岸にも足を延ばして、
鎌倉の原風景に触れてみてください。
古き良き鎌倉万歳。
次の長谷時間は長谷にとどまらず鎌倉でマルチに活躍する
深見くんでございます。
お楽しみに!!!
長谷駅前通り商店会
先住民族のクラフトショップmiddles
ノブでした!!!
P.S
2月中に当店middlesにて「長谷時間で海の記事見ました!」って
言ってくれた方には、近隣案内とちょいとサービスもしますので
ぜひお声をかけてくださいませ。