長谷の市
2012年12月28日
10月21日の日曜日、秋の「長谷の市」と「鎮守の朝市」が開催された。
すてきな秋晴れとなり、早朝から多くの人が朝市を訪れ、買い物に食事にと
長谷の鎮守である甘縄神明宮の境内を賑わした。
長谷寺の境内で行われた長谷の市も、すっかり季節の風物詩として定着した様子。
地元の方々も配られた招待パンフレットを片手に、
楽しそうに山門入り口をくぐって観音堂への石段を上がって行く。
門前商店会の有志が中心となって開催しているこのイベント、5月と10月の
第3日曜日と日が決まっており、この日を待ちかねて鎌倉を訪れるリピーターも
少なくない。
試行錯誤を繰り返しながら回を積み重ねているが、長谷寺の尽力で整えられた
ステージで行われるショーが、さらに楽しみを倍加させてくれるようになった。
いずれの出演者が披露する演奏も歌も見事だが、昨年秋に引き続き出演してくれた
鎌倉市立御成中学校ブラスバンド部の演奏は秀逸だった。
数々のコンクールで受賞した輝かしい経歴のある伝統校だが、
今年も期待にたがわず、秋空を躍らせるような音色を観音様に聴かせていた。
知り合いのお嬢さんが最前列でオーボエを奏でていたが、管を吹く真剣な眼差しと、
垣間見せる笑顔の愛らしさが、子どもから少女への成長にあることを感じさせる。
今さらに音楽とはいいものだと思わせてくれた。音の中に、人や景色や、
これまでの道のりが見えるような気がする。
ここのところ、山下達郎のベストアルバムを朝から晩まで愛聴。
デビュー37年とのこと。こっちも高校以来37年聴いているってことか・・・
かまくらいとこ