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  4. 長谷寺 四万六千日のお参り

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昨夜十二時から、大塔宮の先にある「覚園寺」にて、黒地蔵盆のお参りへ。

十一時半くらいから列に並ぶと前に居た年配の女性お二人は、

東京竹の塚からお越しになったとのこと。

お話の中で聞こえた「四万六千日」の言葉。

 

この方たちは、十二時からのお参りを済ませたら、そのまま徒歩で杉本寺に向かい、

その後、長谷寺と安養院にお参りをするのだ。むろん夜通しで。

 

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私は、黒地蔵さまをお参りしたあと徒歩で一時半帰宅。

そして仮眠を取って、朝六時に長谷寺に向かった。

観音様のご縁日であるこの日は朝四時から山門が開く。

通常の入山時間までは、入山料なしでお参りさせていただける。

 

手水でお清めをして、階段を上った。観音堂の入り口で、

十一面観音さまの描かれた御札をいただく。五色の紐が観音様のお手から伸びていて、

順に並び、それに触れて、手を合わせお参りをする。

これで観音様と「結縁」できるのだ。

※結縁〜今すぐ仏道に入って悟りを開くことができなくても、

いつか仏道に入るために、仏教と縁を結ぶこと。

〜そして今日は内陣に入って、観音さまのより近くで拝ませていただける。

 

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早朝からのこの日のお参りは、実は地元の方も多い。

真夏の行事として恒例となっているご家庭もあるようだ。

 

暑い日も早朝の空気は心地いい。晴れやかな気持ちでお参りができる。

 

四萬六阡の意味・・・「一升」分の米粒が四万六千粒あるとされ、

これを人間の「一生」にかけていると言われる。

四万六千日を年数に直すと百二十六年ほど。人が心身に気をつけ、

病気や事故にあわなければ、このぐらい長生き出来るとし、

一生を無病息災で過ごせるようにと願った数字であるという。