成就院

宗派:真言宗・大覚寺派 開山:弘法大師 開基:北条泰時
極楽寺坂切通しの旧道沿いにあり、石段を上っていくと山門です。山門から入ると、弘法大師の名で知られる、空海の大きな像が立っています。奥には法隆寺の夢殿を思わせる、小さな八角堂があり、聖徳太子をまつっています。ここは、弘法大師が諸国巡礼のおり、百日間にわたり、智恵を授かる虚空蔵菩薩を祀る修法を行なったところと伝えられています。1219年に北条泰時が寺を創建し、北条一族の繁栄を祈りました。1333年に新田義貞の鎌倉攻めで焼失し、西ヶ谷に移っていましたが、江戸時代に再建され今日まで続いています。本堂は公開されませんが、本尊は不動明王で千手観音、大日如来、地蔵菩薩、弘法大師の像も祀られています。不動明王は縁結びのご利益があるといわれています。山門に続く石段は除夜の鐘と同じ108段あり、両脇には般若心教の文字数と同じ262株の紫陽花が植えられています。この紫陽花は、和尚様が「説法をする事も大切ですが、お出かけになられた方が、清々とした心でお帰りになれる寺にしたい」と考え、植えられたものです。門前から見る、紫陽花と由比ガ浜の景色は鎌倉のビュースポットです。

(虚空蔵堂)

星ノ井の先の石段を上ると虚空蔵堂があります。本尊の虚空蔵菩薩は、はかり知れない福徳と知恵をそなえて、常に人々にこれを与え、すべての人の願い事をかなえてくれる仏様といわれています。源頼朝もこれを敬い、ご本尊は秘仏として35年に一度だけ拝めるようにしました。現在は、毎年1月13日にご開帳して拝む事ができます。虚空蔵堂の左手前に「舟守地蔵」があります。舟の台座に石のお地蔵様が立っている珍しいものです。海上安全、大漁祈願など舟や水に関係のある人にご利益があるといわれています。

住所 鎌倉市極楽寺1-1-5
アクセス 江ノ電極楽寺駅より5分 長谷駅より7分
連絡先 0467-22-3401
営業時間 8:00〜17:00
料金 無料(境内のみ)

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